このブログに辿り着いてくださった方の中には、
「うちの子ってギフテッドっぽいけど、実際のところどうなんだろう?」
という悩みを抱えている方も多いのではないかと思います。
ギフテッドというのは病気ではないので、たとえ児童精神科や教育関連の施設で「ギフテッド」だと専門家から告げられたとしても、だから何かあるというわけではありません。
(海外ならギフテッド教育が充実しているところもあるかもしれませんが、日本ではまだまだ認知が拡がりつつある段階だと思います)
「ギフテッド」と認定されたからといって、他者より優れている、というわけではないし、逆に劣っているわけでもありません。
つまり「ギフテッド」というラベル自体には良くも悪くも価値がないわけで、それでも我が子がギフテッドなのかどうかを知りたいのは、我が子の「育てにくさ」に困っていて、それをどうにかしたいと思っているから、という方が大半なのではないでしょうか。
我が子がずば抜けて賢くて、特に困り事がないのであれば、ギフテッドかどうかなんて気にする必要ないですからね。
学校に行くことを嫌がるとか、お友達と上手く関わっていないようで心配とか、一心不乱に何かに集中しすぎててこのままでいいのかとか、何かしら親にとって困った要素があるから、「なぜ我が子ってこうなの??」という気持ちで情報を探しているのではないでしょうか。
私はまさにそんな思いでインターネットの情報を漁っていました。
一般的にはIQが高いとか、2歳頃から本を自分で読むとか、数学がずば抜けてできるとか、そういうイメージがあって、
「自分の子は確かに賢いとは思うけど、ずば抜けて天才って感じじゃないしなぁ・・・」
と思っているママも多いと思います。私もそうでした。
私の息子は発話はとても早かったのですが文字にはほとんど興味を示さず、幼児期は自分から本を読むことがなかったので、ギフテッドとは言えないのかなぁ?と思っていたんです。
でも今では我が子はギフテッドだとハッキリと言えます。
それはなぜかというと、ギフテッドをギフテッドたらしめるものは「OEの有無」だと確信しているからです。
OEとは過度激動のことです。説明はここでは割愛します。
今はOEについての解説もネット上にたくさんの情報がありますが、わが子がギフテッドっぽいと悩まれている親御さんには、こちらの本を購入されることを強くお勧めします。
そしてOE(過度激動)があるかどうかは、幼い頃には親にしか判りません。
なぜならギフテッドは状況に応じてOE(過度激動)を隠すこともあるので、学校の先生や初見の医者などには気づかれないことがあるからです。
我が子の大変さがOE(過度激動)によるものだと親が確信できるなら、その子はギフテッドに間違いないと私は思います。
「でもギフテッドっていうには、特別成績がいいわけでもないし・・・」
「IQを測定してもいないのにギフテッドと考えるのは変かな」
そんなふうに考える必要は全くないです。
OE(過度激動)による大変さで親が特別な支援を必要としているのであれば、その子は間違いなくギフテッドなのです。
そしてギフテッドが宿命的にもっているその「ギフト」は、OEと違い早期に見つかるとは限らないのです。
(「数学が好き」「物理が好き」など、学術系であればわかりやすいですが、そうでない類のギフトも多々あります)
ちなみに、私の場合は息子がギフテッドではないのか?と思い始めたのは5歳になったばかりの頃です。
その頃は「OEに当てはまる要素が多いけど、でも天才と言えるほど賢いわけでもないから多分違うだろう」と思っていました。
その後3年以上経ち、久々に「わが子がギフティッドかもしれないと思ったら」を読み返してみると、
記述されている特徴が「まさに息子のこと!!!」という感じで、息子そのもの過ぎて、読みながら爆笑してしまいました・・・。
子どもが幼い頃には、OEの特徴の判断自体も難しいです。
子ども自身も自分に起こっていることを自覚できない、表現できないですからね。
そして親は元々ギフテッドの専門家でもなんでもない、ただの新米お母さん&お父さん。
でもだからこそ、親の直感は重要だとわたしは感じます。
もしあなたの勘が「わが子はギフテッドかもしれない」と言っているのであれば、我が子を普通の子と同じように育てようという考えは早めに捨てて、その子にあった育て方を探してあげることが家族の幸せへの近道だと私は思います。
覚悟を決めると、ギフテッドの子育ては楽しいものですよ。
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